年度末は、値引きが拡大しやすいが、販売店が店頭にお客を呼び込むための様々なキャンペーンも展開される。

一見するとお買い得感は高いですが、勢いで新車を契約してしまうと、思ったよりお得じゃなかったことが往々にしております。

本当に新車購入は、年度末がお得なのか?

そこで、年度末に新車を安く購入する方法についてお話します




<目次>
・年度末における新車販売の販促キャンペーンに惑わされるな!

・チラシに掲載されている文言には注意が必要!

・年度末商戦のデメリットはないのか?

・軽自動車は3月に入ってから攻めるのがお得!

・値引アップだからと安易にローンを選択しない!

年度末における新車販売の販促キャンペーンに惑わされるな!

販売店には年間締めや月締めで販売目標台数が設定されています。

さらに、例えば年度末商戦期などの増販期にはキャンペーン期間としての販売目標台数も設けられています。

これを受け、増販期には用品値引きや下取り査定額の上乗せが行なわれます。

通常期でも上乗せは可能ですが、増販期の上乗せは期間中に受注した全ての案件について一律で数万円アップするといったものが多いです。

「数万円の上乗せでも、これが結構受注増につながります」とは現場の営業マンは言います。

しかし注意点もあります。

例えば。用品値引き一律3万円アップのキャンペーンがあったとします。

しかしオプション総額が15万円を超えても3万円の値引きだと、1割引きにもなりません。

営業マンから「今はキャンペーン中なので用品総額から3万円引きます」と言われたら「総額50万円から3万円では、1割引にもなっていない」と返しましょう。

キャンペーンというワードがなくとも5万円とかキリの良い数字で値引き額が計上されていたら、キャンペーン値引きの可能性大です。

キャンペーン値引きは、その時期に購入した人なら誰でも得られるものと判断し、それとは別に個別の値引きを引きだすようにしましょう。

下取り査定額については、低年式車や過走行気味の下取り車で、再販があまり見込めない場合は、一律の査定額アップのキャンペーンはありかたいです。

しかし再販が十分可能な下取り車は、買い取り店であらかじめ相場を把握しておき、査定額に不満な様子を伝えましょう。

とくにトヨタや日産、ホンダのSUVは海外バイヤーの引き合いが活発なことが多く、想定外に良い査定額がつくこともあります。

買い取り店での相場チェックは是非行って欲しいです。




チラシに掲載されている文言には注意が必要!

3月が見えてくると、今時は特価在庫車ありといった文言が折り込みチラシで目立ってきます。

その理由は、3月中に登録しないと販売実績にならず、決算に反映できないため、在庫車販売にシフトしてくるからです。

ここで注意したいのが、見込みで仕入れた在庫率なのか、本当に在庫車になってしまったものなのかということです。

限定1台というような触れ込みなら、売れ残り在庫車のケースが多いです。

この場合、1台ごとで確実に利益を出さなければならないので、チラシ掲示の特価はギリギリの利益をのせたものです。

よって、飛躍的に値引きが拡大することはないでしょう。

この他、キャッシュバックやカーナビ無料装着など、目を引くキャンペーンが目白押しとなりますが、残念ながらどれも客寄せパンダ的効果はありますが、買い得感はたいして高くないです。

特価車やキャンペーンをフックにして自分の希望する車種で、販売店のペースに巻き込まれずに商談を進めるのがおすすめです。

年度末商戦のデメリットはないのか?

新車購入に関してはメリットばかりが目立つ年度末商戦期ですが、しかし、死角はないのだろうか。

デメリットともいえるのは購入後のアフターメンテナンスにあります。

年間で最も新車販売台数が多いということは、その時期に定期点検や車検で入庫するクルマの台数も相当なものです。

早めに入庫予約を取る必要が出てきます。

週末しか入庫できない人も多く、週末はより混雑してしまうようです。

軽自動車は3月に入ってから攻めるのがお得!

軽自動車は販売店が事前にストックしている在庫車販売が大前提です。

登録車よりナンバー取得に要する日数が短いこともあり、軽自自動車は3月になってから販促活動がより積極化してくるケースがほとんどです。

よほどのレアグレードでない限りは在庫車があるので、3月中旬ぐらいに的をしぼって商談を進めることも可能です。

車両本体値引き余力は少ないので、用品値引きを中心に交渉し好条件の獲得しましょう。

値引アップだからと安易にローンを選択しない!

値引きがアップするからと安易なローン選択はしないことです。

「ローンを組んでいただければもう少し値引きできまますが?」と営業マンが言ってくることがあります。

これは販売店でローンは申し込むが、販売店及び営業マンは提携している信販会社のローン利用をあっせんしているにすぎない。

口ーン契約の当事者はローン申し込み者と信販会社となります。

販売店はローンの申し込みがあると、信販会社からは仲介手数料ともいえるバックマージンがもらえるので、その一部を値引きアップに充当するのです。

最近は、現金一括払いを希望するお客に、割賦元金が少ない短期間のローンを組ませることで、値引きアップを進めるケースが目立ちます。

支払い期間は1年未満と短く、金利負担も少ないことがほとんどです。

営業マンがこのような細工を提案してくる時は、値引き条件が限界値まできていると考えていいでしょう。

また、今時は残価設定ローンがメインです。

これは、3年もしくは5年先の当該車両の残価をあらかじめ設定し、それを支払い最終回分に据え置くことで、月々の支払い負担を軽減するというものです。

気をつけたいのが、月々の支払い負担が通常ローンより軽い分、残債が多めになってしまうことです。

ある程度支払い回数が進んでも意外なほど残債が残ることとなり、さらに他メーカー系販売店で下取り査定に出すと、設定残価を下回ることも多いです。

つまり残価設定ローンは、同一メーカー車を意図的に乗り継がせる、いわゆるユーザーの囲いこみを目的としている側面が大きく、あえて通常ローンを選ぶ人もいます。

そして。手持ちの現金が少ないからローンを組むといったよりも、手元に現金は残したいからと、金利も低いのであえてローンを選択する人や、ローンの支払い途中に下取り査定額で残債を相殺して新車へ代替えるという人も増えています。

今では支払い途中の他メーカー車であっても残債整理に応じる販売店が多いです。アメリカでは支払い途中での代替えは珍しくないため、日本でも一般化していくかもしれませんね。

 

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